「OSI と他の階層化プロトコルの利点と欠点を比較せよ。」
ポイント:
それぞれのプロトコルの説明にとどまらずに、比較が行われていること。
解説:
OSI 以外のプロトコルとして
TCP/IP, Netware, AppleTalk, SNA, DNA, DSA, DCNA, DINA, NetBIOS, etc...
が挙げられます。以下のような利点・欠点を比較して書いてあればOKです。
OSI プロトコルの利点
- 7階層のプロトコルモデルの機能分類が明確である。
OSI プロトコルの欠点
- プロトコル構造が複雑/冗長である。
- OSI 標準の文書が高価で入手しにくかった。
→実装が普及していない。
TCP/IP の利点
- RFC などの標準化の文書が入手が容易。
→実装されているものが多く、実用性が高い。
現在普及している OSI 参照モデルや TCP/IP には、拡張性がある・実装する際に
便利、といった特徴があります。インターネットのような様々なベンダーや
個人によって開発が行われる環境では、相互運用性のあるシステムが利用され
やすいのは重要であると考えられます。
解答例:
階層化プロトコルとして代表的な TCP/IP を例に挙げて OSI との比較を行う。
(1) OSI プロトコル
利点 階層が細かいのでモジュール単位での開発や概念の理解が容易。
欠点 細かい階層化プロトコルの実装は、性能面で不利。
(2) TCP/IP
利点 より実際的なモデル。性能面で OSI より有利。
欠点 OSI では複数の上位層プロトコルが、アプリケーション層だけで表現
されるので機能の分類があいまい。
(1) と (2) の比較
TCP/IP は OSI の参照モデルでのセッション層とアプリケーション層をまとめ
ているため、